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大学生はどのくらい勉強しているのか
文系大学生の場合
文系大学生の1日の平均勉強時間は、約30分程度だと言われています。多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれですが、世間一般的には「かなり少ない」という印象です。
高校までのように毎日宿題があれば必然的に30分以上は勉強することになるので、ほとんどの文系大学生はそれよりも勉強時間が少ないということになります。そして、その内訳としても毎日コンスタンスに30分勉強しているというわけではなく、試験前やレポートの提出時期にまとまった勉強時間が発生するといったものでしょう。
したがって、毎日1時間以上は勉強しているという大学生はその時点で周りよりも努力していることになります。
理系大学生の場合
理系大学生の1日あたりの平均勉強時間は、約50分程度だと言われています。文系大学生に比べると若干増えていますが、これは理系大学生の方が実験などに関するレーポート課題が多いのが原因でしょう。とはいっても文系大学生と20分程度しか変わらないので、こちらもまだまだ勉強時間は少ないという印象です。
実際に海外の大学生は、1日に平均数時間も勉強する場合がほとんどです。大学の偏差値や教授の方針によって多少の差が生じるのは仕方ありませんが、今よりもさらに主体的に勉強することが日本の大学生には求められているでしょう。
大学生のうちにすべき勉強とは
第一はもちろん大学の勉強
大学生が最も優先すべきことは、もちろん大学での勉強です。真面目に勉強せずにレポートや試験を疎かにしてしまうと最悪の場合、留年してしまうこともあります。自分が興味のある授業ばかりだとは限りませんが、専門性の高い先生が多くいるので、面白いと思った分野や授業があればとことん学ぶ姿勢を持ちましょう。
どうしても興味が持てないという場合も、授業の回数はせいぜい15回程度です。やるべきことだけは最低限こなすように心がけましょう。
英語などの語学の勉強
英語などの外国語の勉強も、大学生のうちに始めておくと非常に大きな強みとなるでしょう。いうまでもなく現代社会はグローバル化が進んでおり、海外からの留学生や労働者が増えているだけでなく日本企業の海外進出もさかんになっています。そうした世の中において高い外国語能力を持つ人材は、これからさらに市場価値が高まっていくでしょう。
特に英語は全世界の共通言語と言ってもいいほど、多くの人が使用している言語です。就活にも役立てられるTOEICの受験などをまずはモチベーションにして、勉強を始めてみてください。
資格に関する勉強
もし興味のある分野や将来就きたい仕事が明確なら、大学生のうちにそれらに関連する資格を取得するための勉強を始めるのもいいでしょう。もし在学中に習得することができれば、就職活動の際などにも大きく役立ちます。
また、勉強する資格は自分が普段学んでいる分野と関連している必要はありません。僕自身理系の大学生ですが、簿記やTOEICといった少し文系寄りの資格の勉強をしています。
全く新しいことを学べるので、視野を広げるという意味でもとてもいい刺激になるでしょう。
大学生が勉強時間を確保するためには
早起きの習慣をつける
大学生が勉強時間を確保するために一番有効な方法は、なんといっても早起きすることでしょう。大学生は昼間は授業、夕方から夜にかけてはバイトや遊びの予定が入っている場合がほとんどです。いくら勉強は大事とはいえ、バイトや友人と過ごす時間は同じくらい貴重で大切な時間だと思います。
そこで、一番有効に活用できる時間が朝の時間ということになります。高校生の部活のように朝練があるわけでもないし、早起きが苦手だという人も多いでしょう。しかし毎日ほんの1時間でも30分でも早起きするだけで、やがてそれは大きな積み重ねとなります。
朝は脳もすっきりとして勉強にはぴったりのコンディションなので、まずは朝型の生活に慣れることから始めてみましょう。
スキマの時間をうまく利用する
スキマの時間をうまく使うということも、大学生が時間を確保するためにはとても重要なことです。いくら授業やレポートで忙しいという大学生でも、1日のうちにどこかしらボーッと過ごしている時間があるはずです。
例えば電車での移動中や授業と授業の間の時間、寝る前にYouTubeを見ている時間など。
「そんな時間を削ってまで勉強しなきゃいけないのか」と感じる方も多いかもしれませんが、実際に同じような環境で成果を出している人や、社会人になっても成長を続けている人はそういったスキマ時間を無駄にしない人です。デキる大人の仲間入りをするためにも、ぜひスキマ時間の活用に挑戦してみてはいかがでしょうか。
誘惑をシャットアウトする
あなたを誘惑して勉強から離れさせようとするものを、完全にシャットアウトするという方法も非常に効果的です。具体的にはテレビや漫画、そして一番の誘惑となるであろうスマホです。勉強をする間、スマホの電源を切るかもしくは目の届かないところに置いておくだけでもかなりの効果を実感できるはずです。
人間の集中力は一旦下がると、もう一度同じところまであげるのに時間がかかってしまいます。例えば勉強中、5分毎にスマホのメッセージの返信を行うと、その度に集中力がリセットされているということです。これによって同じ時間を勉強した人でも、勉強の定着率に圧倒的な差が生じるのは明らかでしょう。
急用のメッセージがしょっちゅう送られてくるという人はごく稀だと思いますので、勉強するときには思い切ってスマホの電源をオフにしてみてください。
大学生が勉強へのモチベーションを上げる方法
目標設定を具体的にする
勉強することが決まっても、勉強に対するモチベーションを高く保つことは難しいでしょう。そこで勉強へのモチベーションを高く保つ方法の一つとして、勉強の計画を具体的に立てるというのが効果的です。
例えば「英語を毎朝1時間勉強する」よりも「テキストの○ページから○ページまで進める」の方が取り組みやすいでしょう。時間よりも内容を重視するということだけでなく、最終的な目標から逆算して勉強の計画を立てていくのも非常に効果的なので試してみてください。
勉強場所を工夫する
勉強する場所を工夫するのも、モチベーションを保つ上では非常に効果的です。例えば自分の部屋ではなかなか集中力が続かないという人は、学校の図書館や自習室を利用するのもいいでしょう。また、カフェなどで勉強や仕事をしている人も、実際によく見かけたjことがあるのではないでしょうか。
人それぞれ、集中力を高く保てる環境は異なります。同じ部屋の中でデスクの位置をずらしたりするだけでも効果が出る場合もあるので。どうしても集中力が続かない場合は勉強する環境に変化をつけてみましょう。
自分に合った勉強法を見つける
自分に合った勉強法を見つけることは、モチベーションアップにつながるだけでなく自分の目標に近づくために最も重要だと考えられます。人によって集中できる環境が異なるように、最大限の効果を発揮できる勉強法も異なります。
もちろんさまざまな書籍や動画で、「最も効果的とされる勉強法」について学ぶことはできますが、必ずしもそれがベストとは限りません。まずはいろんな方法を試していく中で、自分に一番適した勉強法を見つけ出してみてください。
まとめ
大学生が勉強することの重要性と、具体的な方法についておわかりいただけたでしょうか。毎日少しずつでも勉強することで、周りの大学生と大きく差別化を図ることができます。
また一生懸命勉強に取り組んだという経験は、たとえ望んでいた結果が出なかったとしても必ず他の場面であなたの役に立ってくれます。今回の記事を参考に、まずは自分の今までの勉強に対する姿勢を見つめ直してみてはいかがでしょうか。