読書

定時ダッシュのオニが教える超タスク管理術【要約・感想】

「いつも仕事や課題に追われていて自分の時間がなかなか取れない…」

そう感じたことのある忙しい人は多いのではないでしょうか?

僕自身も大学の課題などを山積みにしてしまい、提出期限の直前になって焦り始めるという経験をこれまでに何度も繰り返してきました。

しかしこの本に出会い、課題が終わらないのは勉強が苦手なことだけが原因ではなくタスク管理能力が低かったことによるものだと気づくことができました。(もちろん勉強も苦手でしたが)

著者の ちゃんはま さんについて

・「残業生産機」というあだ名をつけられてしまうほど、仕事ができない社員だった。

・残業のしすぎで体調を崩して3ヶ月間の休職。

・休職中に働き方を考え直せたことで、以前と同じ量の仕事を定時でこなせるように。

この本では「タスク管理」の定義から具体的なタスク管理方法、そしてタスクを確実にこなすためのコツまで詳しく、かつシンプルに解説されています。

本書の内容を理解して実践することで、タスクへの向き合い方を見直して自分の時間を捻出することができるでしょう。

この記事では僕がこの本を読んで実際に実践してみたテクニックをいくつかご紹介します。

こんな人におすすめ
  • 一生懸命やってるのに仕事(課題)が終わらない人
  • 空いた時間で副業や趣味に没頭したい人
  • いつも残業ありきで働いている人

目次

2つのToDoリストを使い分ける

2つのToDoリストを使い分けることでタスク管理の精度を向上させることができました。

タスク管理を行うにあたって、自分がやるべきことをリストアップしておくというのは非常に効果的な方法です。

スマホやパソコンのアプリでも、ToDoリストを作成するためのさまざまなアプリが開発されており、もうすでに使っているという方も多いのではないでしょうか。

僕自身もそのようなアプリを以前から使用していましたが、結局期限ギリギリまでほったらかしにしてしまって全くといっていいほど意味を成していませんでした。

しかし本書で解説されていた「2つのToDoリスト」を活用することによって、日々のタスクに加えて長期的なタスクも計画的に終わらせることができるようになりました。

具体的には以下のように2つのToDoリストを作成してみました。

  • 今日やることリスト(メモアプリに入力)

  • 中長期的なタスク(カレンダーアプリに入力)

「今日やることリスト」は、その日の朝かもしくは前日の夜にリストアップして優先度の高いものから片付けていきます。

チェックボックスをつけることで達成感も味わうことができるので、つけておくことをおすすめします。

一方で課題や提出物などの「中長期的なタスク」はカレンダーアプリを活用して管理するようにしました。

タスクごとに色分けをして提出期限などを可視化することで、ゴールに対して自分の進捗が遅れているのかそれとも少し余裕があるのかということが一目でわかります。

こうしてタスクを2つのリストに分けることで、以前に比べて優先順位を明確にすることができました。

さらに、多くのタスクを一つのリストに入れてしまうとどうしても注意が散漫になってしまい、予定とは異なるタスクに目が行ってしまうことも考えられます。

このタスク管理法を実践するようになってからは、タスクをこなすのがなんだか楽しくなってきてこれまで以上に多くの物事に取り組めるようになりました。

タスクを確実に実行するためのテクニック

タスクの管理方法を改めたことで、実行のハードルを少し下げることができました。

とはいえこれまでギリギリでタスクをこなしてきた僕がいきなり完璧にこなすのは正直難しかったです。

そこで本書で紹介されていた、「ポモドーロテクニック」というものを実践してみました。

有名な手法ですので既に知っているという方もいるかもしれませんが、「ポモドーロテクニック」とは以下のようなステップを繰り返して集中力を持続させるというものです。

  1. タイマーを25分間セットする
  2. タイマーがなったらすぐに作業を中断する
  3. タイマーを5分間セットして休憩する

これらを繰り返し行うことによって、やる気が出なかったタスクに対しても積極的に取り組むことができるようになりました。

僕自身の感覚としては「短い時間なら頑張れそう」という気持ちによって作業に取り掛かるハードルが低くなったように感じました。

タイマーがなったら即中断というのも、作業の続きがどうしても気になってしまうため次のフェーズに入るのが待ち遠しくなってしまうのです。(タイマーで設定する時間は自分に合うものを見つけるといいかと思います。)

本書でも詳しく解説されていますが、この手法は「なんとなくやりたくないな…」というタスクに対して実践することでその効果を発揮します。

一方で自分の好きな作業などは、集中が途切れるまでひたすら作業し続けてもいいでしょう。

この他にも、片付けたいタスクの種類などに応じた「実行のコツ」が解説されていますので、自分に合った方法が必ず見つけられるはずです。

まとめ

僕がこの本を読んで得られた変化は、大きく以下の3つでした。

・タスク管理が楽しくなる

・仕事や課題に余裕を持って取り組める

・自由に使える時間をもっと増やせる

タスクを管理して実行に移すということは、年齢や職種に関わらず必要とされるスキルのひとつです。

今よりも時間を効率的にタスクをこなしたいという人は、ぜひご一読ください。

本書はKindle unlimitedにて無料で読むことができます。